「商談ナビ」では、商談内容を自動で要約・分析するためにAIとの連携が不可欠です。
その中でも、精度やコスト、機能面で最も条件の良いサービスとしてAzure Speech Servicesを利用することに決めました。
このサービスを利用するには、Microsoftアカウントが必要です。
本記事では、Azure Speech ServicesのAPIキー取得とリソース作成の手順を、初心者の方でも分かりやすいように解説します。
目次
1. Azureポータルにサインイン
- Azureポータル にアクセスし、Microsoftアカウントでログインします。
2. 「リソースの作成」からSpeechサービスを検索
- 左上の「リソースの作成」ボタンをクリック

2.「Marketplace」検索窓に「speech service」と入力
3.「Azure AI services」サービスを選択

3. Speechサービスのリソースを作成
- 「作成」ボタンをクリック
- 必要情報を入力
- サブスクリプション
→ 既定のままでOK(例: Azure subscription 1) - リソースグループ
→ 既存のものを選ぶか、「新規作成」で任意の名前(例:syodannavi
など)を入力 - リージョン
→ 日本国内利用なら「Japan East」や「Japan West」も選択可 - 名前
→ このリソースの名前を半角英数字で入力(例:syodan-speech-api
など、他と重複しないもの) - 価格レベル
→ 「Standard S0」を選択(選択済みならOK) - 規約同意チェック
→ 「このリソースを作成することにより、以下の…」の同意チェックボックスにチェック
- サブスクリプション
- 入力内容を確認し、「確認および作成」→「作成」

4. APIキーとエンドポイントの取得
- デプロイが完了したら、リソースに移動
- 次の手順の「リソースに移動」を選択
- 作成したレコードを選択

4. キーの管理から、「キーを管理するにはここをクリック」を選択

5. 下記の情報を控えておきましょう
- キー1 または キー2(どちらでもOK)
- 場所/地域
- エンドポイント

5. 取得した情報の使い方
商談ナビのサイドバーにある「設定」にコピーしたキーやエンドポイントを貼り付ける場所があります。
貼り付けたら最後に「保存」も忘れずに

6. 注意点・ヒント
- 無料枠(F0)は1サブスクリプションにつき1つまで。商用利用はS0を推奨
- APIキーは絶対に公開しないように注意(GitHub等にアップしない)
- API利用時は「リージョン名(場所/地域)」と「エンドポイントURL」の両方が必要